面影さがして
瞬き一つで 消えていく日々
手に残るのは 霧のような影
探してみても 答えのない旅
浮かぶ面影は 君のまま
転がるように 仕事を変えて
自分を探してみたけれど
その度に胸の奥でささやく
“一度でいい 君と描いた未来を”
幸せと呼べるもの 手にしたつもりでも
すり抜けていく 指の間を滑るように
ああ 届くだろうか 君への想いは
数え切れない夜を 君と過ごした街
煌めきの灯りに映る 淡い二人の影
風に吹かれ 流されていく僕は
いつも君の隣にいたつもりだった
今はもう 無謀な夢は置き去りに
けれど消えない願いがある
“も一度だけ 君と出会えるなら
今度は違う僕でいさせて”
さよならの声が 夜の闇に溶ける
君が遠くなるたびに
ああ どうか聞いて ”愛してた”と