【株式投資】ITバブルを乗り切ったK1ファンドの運用スタイルの遍歴

株式投資

スタート時

「小型株ロング(90%)・大型株ショート(10%)」:日本投資信託と真逆  *ショートはロングに比べリスクが高い

1年間はうまくいった *NAV(ファンド純資産)ロング90% ショート70%

その後  相場が上がっても下がっても損をする 状況になる。
反転時に、日経225先物が買われることが多くなり、大型株から上がっていき小型株は遅れる

相場がボトムに近いと思ったらショートはゼロにする

スタイルドリフト

スタイルドリフト:運用スタイルが当初と変わること

スタイルドリフトの結果「たまたまショートするヘッジファンド」に変わった。

パーティが始まったら我々は帰ろう

1997年11月 北海道拓殖銀行破綻 → 80万株のニトリ株処分 サッポロ単独市場

《ニトリの状況》
□ 関東に進出した3店舗はとても好調
□ 当時の大塚家具も市場の5%に満たない
□ 家具業界はとても分散した市場
□ 家具屋で製造小売りをしているのはニトリだけ

株価750円20万株購入=1.5億円  *K1ファンドでは1銘柄で25%を超えないルール

1年後の1998年 3倍
2003年 6倍  *東証1部 機関投資家銘柄
2004年 10倍  売却

野村投資信託や大手機関投資家の真逆を行く

彼らの持っていない小型株を買う
彼らが持っている代表的な大型株をカラ売る

《例》
マンダム  800円で購入 →1年後¥2000で売却
エスケー化学 800円で購入 →1年後¥2000

小型株の適正規模

小型株投資は運用資金が少ない方が有利です→小型株ファンドのパフォーマンスは運用資産(AUM)が大きくなるにつけ悪化する。

日本の小型株だけで運用するなら適正規模は100億円ぐらい

小型株買い・大型投資信託の代表的組み入れ大型ショートがうまくいく理由

キャンペーンで募集をかけているときだけ資産が急激に膨らみ株価を押し上げる

営業マンは少しだけ利が乗った投資ファンドを解約させ別のファンドに乗り換えさせる

つまり、日本の大型投資信託は
□ 空売りの絶好のタイミングを提供
□ テーマ株の大型株投資信託は一番おいしい「カモ」→テーマは時とともに変わるから

《例》
1999年9月 情報通信革命ファンド 295億円スタート

1999年11月 3700億円突破  ⇔ 売り*早すぎた

2000年2月 野村日本株戦略ファンド 開始 1兆円ファンド ⇔ ITバブルの象徴=ピーク

2000年3月 ハイテク株を中心に暴落

【株式投資入門】小型成長株の探し方~運用🌈NISAで負けない投資術https://www.street-academy.com/myclass/120292?conversion_name=direct_message&tracking_code=ec375794069c23c90d4a860220d6908f