偽りのシークエンス
ローソク灯るテーブル
妖しく光る君の視線
僕は君を見つめなおして
タバコを一本取りだした
君のこころ弄(もてあそ)び
儚く消える
偽りの真実(こと)
最後に何か言おうとして
窓の外 雨追いかける
シティホテルの一室で
妖しく誘う君の視線
疼く気持ちなだめすかして
たばこ一本吸いだした
愉しい思い出だけが
ぐるぐるまわる
本当の真実(こと)
何かを云おうとしたけれど
気付けば君を抱き寄せた
偽りのシークエンス
偽りのシークエンス
断ち切ろうとしてもがいてみても
絡みついて離れない